オピネルナイフは、#6〜#12まで全6種類のサイズ展開があり、自分にぴったりの一本を選べるのが魅力です。
でも、サイズがいろいろあると「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、各サイズの特徴が一目でわかるように、初心者の方にもやさしい一覧表を作ってみました!
さらに、実際に僕が使っている#7と#10のサイズ感や、各部の寸法についてもレビューしています。
記事の最後には、オピネルナイフの簡単な使い方や注意点もまとめているので、ぜひチェックしてみてください!
オピネルの全サイズをまとめて比較!#7#8#9#10

ステンレスの#6#7#8#9#10#12のサイズ一覧
ステンレス番手 | ブレード長さ | 全長 | グリップ長さ | ブレード厚 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|
#6 | 7cm | 16.5cm | 9.5cm | 1.5mm | 約34g |
#7 | 8cm | 18cm | 10cm | 1.5mm | 約44g |
#8 | 8.5cm | 19cm | 10.5cm | 2mm | 約54g |
#9 | 9cm | 21cm | 12cm | 2mm | 約65g |
#10 | 10cm | 23cm | 13cm | 2mm | 約71g |
#12 | 12cm | 28cm | 16cm | 3mm | 約115g |
カーボンの#6#7#8#9#10#12のサイズ一覧
カーボン番手 | ブレード長さ | 全長 | グリップ長さ | ブレード厚 | 重さ |
---|---|---|---|---|---|
#6 | 7cm | 16.5cm | 9.5cm | 1.5cmm | 約30g |
#7 | 8cm | 18cm | 10cm | 1.5cmm | 約40g |
#8 | 8.5cm | 19cm | 10.5cm | 2mm | 約50g |
#9 | 9cm | 21cm | 12cm | 2mm | 約50g |
#10 | 10cm | 23cm | 13cm | 2mm | 約71g |
#12 | 12cm | 28cm | 16cm | 3mm | 約110g |
輸入代理店のサイトにはブレードの長さしか書かれておらず、肝心の全長が載っていなかったので、カタログを探して情報をまとめてみました。
さらに、全長からブレードの長さを引いて、独自にグリップの長さを算出しています。
グリップ長はあくまで計算上の数値なので、多少の誤差があるかもしれません。
また、グリップの長さにはビロブロック(ロック機構)部分も含まれているので、その点もご注意ください。
重さに関しては、資料によって表記が微妙に異なることもありましたが、今回はカタログに掲載されていた数値を参考にしています。
こちらも数グラム程度の差がある可能性があります。
オピネルのサイズ選び #7#8#9#10どれがいい?

実際に#7・#8・#9・#10の4本を揃えて、サイズ感や使い勝手を比較してみました。
オピネル#7のサイズ感

#7はハンドルと刃の長さがかなり小さく、用途としては小さくて柔らかくないものを切ったり削ったりするのに向いています。
調理で言えば、小さくて柔らかい果物や野菜のカットには便利です。
ただ、グリップが細いため、しっかり握るのは少し難しいです。
調理をあまりしない人には向いているかもしれませんが、登山でレトルト食品を開けるのにはちょうどいいサイズです。
オピネル#8のサイズ感

#8は#7とほぼ同じサイズですが、刃厚が1.5mmから2mmに増し、用途が広がります。
大きな野菜を切るのは少し大変ですが、ソロキャンプには十分活躍できます。
刃厚が増したことで、硬いものもカット可能になり、一人用のステーキくらいなら問題なく切れます。
コンパクトなキャンプや登山で使うなら、#8は良いサイズ感です。
ただし、握りやすさを考えると、ハンドルの長さが少し足りない印象。
コンパクトさを重視するなら#8もありですが、何でもこなすオールマイティな一本となると、少し難しいかもしれません。
オピネル#9のサイズ感

#9はやや中途半端なサイズ感ですが、使い勝手は広いです。
調理も幅広くこなせますが、コンパクトさには欠ける印象です。
とはいえ、オピネルナイフ一本を長く愛用するなら、決して悪くないサイズ感です。
オピネル#10のサイズ感

#10はコンパクトさに欠けますが、調理やちょっとしたクラフト作業には十分使えるサイズです。
グリップもしっかり握れ、ブッシュクラフトでペグを削ったり、フェザースティックを作ることも可能です。

もし、すでにモーラーナイフなどのシースナイフを持っている、もしくは購入予定があるなら、用途は異なりますがサイズが被るため、使い分けをした方が良いでしょう。
オピネルの#7#8#9#10サイズ選びの結論

キャンプなどの一般的な使用用途では、#7は検討から外しても問題ありません。
「コンパクトに使いたい」「シースナイフと使い分けたい」といった場合は#8が良いでしょう。
オピネルナイフ一本で幅広く使いたいなら、#10が適しています。
手の小さな女性には#8のコロラマシリーズおすすめ
女性でもオピネルナイフを愛用している方は多いです。
後ほど紹介しますが、女性におすすめの可愛らしい色や柄のグリップシリーズがあります。
その中でもコロラマシリーズは、カラーバリエーションが豊富で3サイズ全20カラーあり、女性にぴったりのシリーズです。
オピネルコロラマシリーズカラー一覧
サイズ展開は#6,#7,#8となっております。
子供にも安心ラウンドティップ
余談ですが、オピネルには刃先を丸めた「ラウンドティップ」というモデルもあります。
子供に持たせるなら、こちらの方が安心かもしれません。
9と#10はサイズが非常に似ているため、迷うところです。
ブレードの長さとグリップの長さがそれぞれ1cm違い、合計で2cmの差です。
そのため、最終的にはお好みで選ぶのが良いでしょう。
ブレード長さ | 全長 | グリップ長さ | 厚み | 重さ | |
---|---|---|---|---|---|
ステンレス#8 | 8.5cm | 19cm | 10.5cm | 2mm | 約54g |
ステンレス#9 | 9cm | 21cm | 12cm | 2mm | 約65g |
ステンレス#10 | 10cm | 23cm | 13cm | 2mm | 約71g |
キャンプで調理に使うのにベストなサイズ

オピネルナイフはキャンプや登山の調理にも多く使われます。
本格的な調理をする場合、小さいサイズではブレードが短いため、思うようにカットできないこともあります。
数人分の食材をカットしたり、大きな野菜を切る場合は、#10や#12など、少し大きめのサイズを検討した方が良いでしょう。
登山やソロキャンプでは、スタッキングを考慮すると小さいサイズが便利です。
そのため、#8や#9あたりを検討するのが良いでしょう。
調理に使う場合は、素材はステンレスがおすすめです。
オピネルの#12は大きすぎる?

気を付けたいのは、#10の次が#11ではなく、いきなり#12になることです。
全長が23cmから28cmと一気に5cmアップし、かなり巨大になります。
そのため、使いどころが限られてくると思います。
ブレード長さ | 全長 | グリップ長さ | 厚み | 重さ | |
---|---|---|---|---|---|
ステンレス#12 | 12cm | 28cm | 16cm | 3mm | 約115g |
ちなみに、もっと大きいフィレナイフの#15を使っていますが、やはり大きすぎて取り回しがしにくく、正直使いにくいです。
刃先を少し落としてもいいかもしれません。
ただ、フィレナイフはグリップが細くて握りやすいのが良い点です。
ブレード長さ | 全長 | グリップ長さ | 厚み | 重さ | |
---|---|---|---|---|---|
フィレナイフNo15 | 15cm | 32.5cm | 17.5cm | 1.7mm | – |
オピネルはハンドル(柄)の種類が選べる

オピネルの魅力の一つは、ハンドルの種類が豊富な点です。
一般的なオピネルはブナですが、他にもウォールナット、オリーブ、オークウッドなどの種類があります。
しかし、現時点ではハンドルを選べるのはステンレスブレードのオピネルのみで、カーボンブレードにはブナの設定しかないようです。
ステンレスの方が人気なのでしょうか?カーボン派の私としては、これは非常に残念です。
ブナ(ビーチ)
オピネルと言えば、一般的に使われているのはビーチウッド(ブナ)です。
広葉樹の一種で、ハンドルの見た目がややオレンジがかっているのは塗装の影響です。
元々吸水性が高いため、ハンドルが水を吸って刃が出しにくくなることがあります。
そのため、オピネルユーザーの間では少し不評な点です。なぜブナなのか疑問に思うこともあります。
しかし、私が使っているオピネル#7もブナ製で、少しカビてきていますが、16年間現役で使えているので耐久性は証明済みです。
オリーブウッド
オリーブはブナと異なり、撥水性に優れた木材で、比較的固く堅牢なため傷もつきにくいです。
見た目の木目も美しく、個人的に好きな素材です。
私はアルテレニョのオリーブ製カッティングボード(まな板)を使っているので、お揃いでオリーブのオピネルが欲しかったのですが、カーボンブレードの設定がないようで、泣く泣く諦めました。
ウォールナット
ウォールナットはこげ茶の落ち着いた色味が特徴で、見た目に高級感があります。
ただし、退色して色味が徐々に明るくなるため、長く使う場合はメンテナンスに気を使う必要があります。
オークウッド
ウォールナットとオリーブのちょうど中間のような見た目で、オリーブ同様、一本一本異なる木目を楽しめます。
ウイスキーの樽にも使われることがある素材です。
ブビンガ
フィレナイフもブビンガ材を使用したモデルで、深みのある色と高級感が非常に気に入っています。
頑丈な木材だと思いますが、少し欠けてしまったのが残念です。長く使いたいため、コーティングなどで保護するカスタムを検討しています。
オピネルの中でもカラーが豊富なコロラマシリーズ

落ち着いた木目のシリーズが多い中、コロラマシリーズは全20色というビビッドなカラーリングが特徴です。
ただし、こちらもステンレスブレードだけの設定のようです。
オピネルの新旧比較

オピネルは長い歴史を持つナイフですが、時を経ていくつかの変化がありました。16年前に購入したオピネルと最近購入したものを比較してみると、外見に大きな違いはありません。サイズや形状に変化はないものの、古いオピネルの柄のロゴの印字やブレードの印字がわずかに異なっています。
キャンプ初心者におすすめのオピネルナイフサイズのまとめ
キャンプ初心者には、オピネルの#8がオススメです。
サイズが手に馴染みやすく、調理や日常的な作業に便利です。
#7はコンパクトで軽量、#10は少し大きめで幅広い用途に対応しますが、初めてなら#8が最適です。
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