キャンプやアウトドアで欠かせないバーナーやストーブ。その燃料として使用されるのがガス缶(ガスカートリッジ)です。ガス缶には大きく分けて「OD缶」と「CB缶」の2種類があるのをご存知でしょうか?
一見するとただのガス缶ですが、実は使い方や価格、対応する器具などにさまざまな違いがあります。この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説し、あなたのキャンプスタイルにぴったりのガス缶選びをサポートします!
OD缶とCB缶の違いとは?

OD缶 | CB缶 | |
---|---|---|
見た目 | 丸っこくコンパクト | 細長く家庭用カセットガスと同じ |
ガスの種類 | 主にブタン/プロパン混合 | 主にブタン |
火力 | 高め、寒さに強い | 標準、寒冷地では火力が落ちやすい |
サイズ/携帯性 | 小型・軽量で携帯性が高い | ややかさばる |
価格 | 高価(1本400〜600円) | 安価(1本100〜200円程度) |
購入場所 | アウトドア専門店など | コンビニやスーパーでも購入可能 |
使用器具 | 専用バーナーが必要 | 家庭用器具やCB缶バーナーに対応 |
見た目だけでなく、中身や使い勝手にも大きな違いがあるんですね。
OD缶のメリット・デメリット

メリット
- 小型で軽量なため、登山やソロキャンプに最適。
- 寒冷地でも安定した火力を維持できる。
- スタイリッシュな専用ギアが多く、デザイン性が高い。
デメリット
- 単価が高く、コストパフォーマンスはやや悪め。
- 取り扱っているお店が限られており、現地調達が難しい。
- 専用の器具しか使えず、家庭では使いづらい。
特に冬キャンプや高地キャンプで力を発揮するOD缶ですが、気軽に手に入るわけではない点がネックです。
CB缶のメリット・デメリット

メリット
- 価格が安く、ホームセンターやコンビニなどどこでも入手可能。
- 家庭用のカセットコンロと同じ規格なので流用できる。
- バーナーやストーブの種類も豊富で扱いやすい。
デメリット
- 寒さに弱く、気温が低いと火力が極端に落ちる。
- サイズが大きいため、収納や持ち運びにはやや不便。
- 見た目が生活感たっぷりで、アウトドア感が薄いという声も。
コストや手軽さを重視するなら、CB缶は非常に優秀です。冬以外のキャンプやデイキャンプには特におすすめ。
OD缶とCB缶はどっちがいい?使い分けガイド
では、実際にどちらを選べばよいのでしょうか? 以下のポイントを参考にしてみてください。
こんな人にはOD缶がおすすめ

- 登山やツーリングなど、荷物をコンパクトにまとめたい人
- 冬キャンプなど寒冷地での使用が多い人
- ギアのデザイン性や機能性を重視する人
こんな人にはCB缶がおすすめ

- ファミリーキャンプやグループキャンプがメイン
- バーナーだけでなく、家庭用器具にも使いたい
- コスト重視・初心者でとりあえず使ってみたい
ガス缶使用時の注意点
使用後の処理。 缶によっては穴あけ不要タイプもあるので、処分のしやすさも選ぶポイントに。
互換性に注意! OD缶とCB缶はアダプターなしでは互換性がありません。
直射日光を避ける。 高温下に放置すると破裂の危険があります。
寒冷地では適応缶を選ぶ。 特にCB缶を使う場合は”寒冷地対応”タイプを選ぶのがおすすめ。
おすすめのガス缶・対応バーナー紹介
OD缶対応おすすめバーナー
- SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター:風に強くて寒さに強い、OD缶向け定番モデル。
- PRIMUS P-153:コンパクトで軽量、登山者からの信頼も厚い。
▼CB缶対応おすすめバーナー
- イワタニ ジュニアコンパクトバーナー:コスパ最強、初心者にも大人気。
- スノーピーク HOME&CAMPバーナー:おしゃれで自宅でも使える2WAYタイプ。
▼おすすめのガス缶ブランド
- SOTO:OD缶もCB缶も展開、信頼性抜群。
- イワタニ:CB缶ならやっぱりここ。全国どこでも手に入る安心感。
- PRIMUS:OD缶といえば老舗のこのブランド。
まとめ
OD缶とCB缶にはそれぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。「どちらが優れている」というよりも、「自分のキャンプスタイルにどちらが合っているか」で選ぶことが大切です。
手軽さやコスパを求めるならCB缶、寒冷地や携帯性重視ならOD缶。ガス缶はバーナーやストーブの性能を大きく左右する重要なアイテムです。この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのガス缶を見つけて、快適なアウトドアライフを楽しんでください!
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