フィールドラックの利便性をさらにアップ!おすすめの天板でカスタム&快適化!
フィールドラックに天板をプラスすることで、テーブルとしても棚としても活用の幅がグッと広がります。
格子状の天面は軽量で便利な反面、小物が落ちやすかったり、シングルバーナーが安定しづらかったりといった不便さもありますよね。
実際に使ってみて感じたのは、天板があるだけで驚くほど快適になるということ。ちょっとしたカスタムですが、使い勝手が大きく変わります。
アルミ・ステンレス・木製など素材別の特徴や選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
フィールドラックの天板には種類がある!

フィールドラックの天板にはいくつかの材質があり、それぞれに特徴があります。代表的なのは以下の3つです。
それぞれの特徴を紹介していきます。
天然素材(木材・竹材)
ユニフレームでは木材製、キャンピングムーンやHIBARIでは竹集成材を使用しています。
ナチュラルな雰囲気があり、テーブルとして使用するのにぴったりです。
ただし、焚き火の近くやシングルバーナーなどと併用する際は、焦げやすいため注意が必要です。
ステンレス
ステンレス製は熱に強く、調理にも適している天板素材です。
耐熱性に加えて衛生的で、傷が目立ちにくいのもポイント。
現在発売されているユニフレームやキャンピングムーンのステンレスタイプには、シェラカップなどをぶら下げられるハンドル機能も付いており、収納力や利便性がアップします。
アルミ素材
ステンレスに比べると強度はやや劣りますが、軽量で持ち運びしやすいのがアルミ素材の魅力です。ユニフレームでは取り扱いがありませんが、キャンピングムーンや一部のガレージブランドから販売されています。
キャンピングムーンの天板3種類をレビュー!
キャンピングムーンのフィールドラック用天板は、価格が手頃でコスパが良いのが魅力です。
素材は「竹製」「ステンレス」「アルミ」の3種類。それぞれの特徴をレビューしていきます。
木製(竹集成材)天板

フィールドラックにぴったり収まる、ぬくもりのある竹製天板です。

厚さは約1.3cmで、キャンピングムーンのフィールドラックに載せるとやや天板のほうがはみ出しますが、しっかりとした厚みがあり、まな板としても十分使える頑丈さがあります。
重さは約1.7kgとやや重めですが、実際の使用ではあまり気にならないレベルです。
軽量性を重視するなら、約1kgのユニフレーム製木製天板の方がおすすめです。

ローテーブルとして使ったり、棚として使っても見た目の雰囲気が良く、フィールドラックユーザーなら1枚は持っておきたいアイテムです。

「反りがある」という口コミも見かけますが、筆者が使った製品にはまったく反りはありませんでした。

また、抗菌効果があるといわれる竹素材で、ピザやパン生地をこねるような広い作業台としても活用できます。
注意点

厚みがあるため、フィールドラックを2段・3段に重ねて使う際には、中段・下段では使用不可。

使用する場合は一番上の段専用になります。
木製天板のスペック比較
メーカー | サイズ(約) | 重量(約) | 素材 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
CAMPING MOON | 585×335×13mm | 1.7Kg | 竹集成材 | 1,980円 |
UNIFLAME | 592×342×9mm | 1.0kg | シナベニヤ合板 | 4,400円 |
NANGOGEAR | 585×335×13mm | 1.7kg | 竹集成材 | 2,481円 |
UNIFLAME(ハーフサイズ) | 295×343×9mm | 443g | シナベニヤ合板 | 2,900円 |
※価格は執筆時点のAmazon参考価格です。
ステンレス製天板

表面にエンボス加工が施された、熱や汚れに強いステンレス製の天板です。
ハンドル付きなので、シェラカップやトングなどを掛けて使えるのも便利です。

※ハンドルは収納したままでも設置可能で、使用シーンに応じて使い分けることができます。
ユニフレームの天板は両サイドにハンドルが付いていて、タオルや小物を左右にかけたいときに便利です。
一方で、キャンピングムーンの天板は正面にハンドルが付いているため、フィールドラックを横に連結して使う場合にはこちらの方が扱いやすい印象です。
使い方や設置レイアウトによって、どちらが使いやすいかが変わってくるので、目的に応じて選ぶのがポイントですね。

バーナーの使用や、調理済みのクッカーを気兼ねなく置けるのはステンレス天板ならではの強みです。
調理の補助テーブルとしても非常に使いやすく、実用性の高い素材と言えます。
注意点

ステンレス天板も、厚みがあるため棚板としての使用には不向きです。
フィールドラックを重ねて使う場合は、木製天板と同様に一番上での使用に限られます。

バリがあるという口コミも見かけましたが、届いた製品はしっかりと処理されていて問題ありませんでした。
ただし、薄いステンレス素材のため、エッジがやや鋭利なのは確かです。扱い方によってはケガのリスクもあるので注意が必要です。
とはいえ、手袋を着用しないと使えないほどではないので、過度に心配する必要はありません。
ステンレス天板スペック比較
メーカー | 使用時サイズ(約) | 収納時サイズ(約) | 重量(約) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
CAMPING MOON | 590×390×10mm | 590×342×10mm | 1.38kg | 3,581円 |
UNIFLAME | 660×343×10mm | 592×343×10mm | 1.0kg | 4,400円 |
UNIFLAME | 592×342×10mm | 592×342×10mm | 1.1kg | 3,960円 |
UNIFLAME(ハーフサイズ) | 295×343×9mm | ― | 443g | 3,300円 |
アルミ製の天板

フィールドラック天板の中で、唯一“棚板”として使用できるのがこのアルミ製天板です。

薄型設計になっており、天板の高さがフィールドラックの枠よりも低くなるため、上にもう一段ラックを重ねてもしっかりフィット。2段重ねでもグラつきにくく、安定した棚として活用できます。
リバーシブルで使用できる

また、表裏どちらでも使えるリバーシブル仕様になっているため、好みに合わせて好きな面を使えるデザイン性の高さもポイントです。

厚みは約2.5mmで、エッジ部分の処理もしっかりされておりバリは全くありません。
見た目のスッキリ感と安全性も兼ね備えた、扱いやすい天板です。
サイドと正面の切り込み

さらに、サイドと正面に切り込みがあるのもアルミ天板のポイント。
サイドと正面に設けられた切り込みにより、シェラカップをフィールドラックに掛けて使うことができます。

また、ヘリノックスのストレージボックスや、アミカルシュラフのクッキングツールボックスなどを掛けることもできます。

必要な道具をすぐに取り出せて、使い終わったものはサッと片付けられるので、天板の上をスッキリ保てるのが嬉しいポイントです。

また、この切り込みがあることで、ユニフレームのフィールドラックにある爪と干渉せず、ガタつくことはありません。
木製天板では爪に当たってぐらつきが出ますが、その点についてはこのあと詳しく紹介します。

キャンピングムーンのアルミ天板は、パウダー粉体塗装によるマットな質感が特徴で、ミリタリー感のあるカッコいいデザインに仕上がっています。
テーブルとしてはもちろん、棚板としても使えるので、実用性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの天板です。
アルミ天板のスペック比較
メーカー | 使用時サイズ(約) | 重量(約) | 価格(税込) |
---|---|---|---|
CAMPING MOON | 592×342×2.5mm | 1.08kg | 3060 |
NANGOGEAR | 590×340×2.5mm | 1.0kg | 3480 |
HIBARI | 590×342×2mm | 1.0kg | 3500 |
それぞれの天板はユニフレームやHIBARIのフィールドラックに合う?
ここからは、キャンピングムーンの各天板がHIBARIやユニフレームのフィールドラックに使用できるかを実際に確認してみました。サイズ感やフィット感、ぐらつきなどの使用感について、素材ごとに詳しく紹介していきます。
HIBARIフィールドラック
まずは、HIBARIのフィールドラックに各天板を載せてみたところ、木製・ステンレス・アルミいずれも問題なく使用できました。
サイズ感もぴったりで、ガタつきや浮きもなく安定して使える印象です。

HIBARIのフィールドラックを使っている方でも、そのまま問題なく天板を活用できますよ。
ユニフレームフィールドラック

ステンレス天板とアルミ天板は、ユニフレームのフィールドラックにも問題なくフィットし、ガタつきもありませんでした。
しっかり安定して設置できるので、テーブルや棚板としても安心して使えます。

一方で、木製天板をユニフレームのフィールドラックに載せた場合、ツメ部分に干渉してわずかにぐらつきが出ます。
そのまま使用するにはやや不安定なため、フィットさせるには天板側の加工が必要になります。

そのため、天板の裏側を削って収まりをよくするか、ユニフレーム純正の木製天板を購入するかのどちらかになります。
おすすめのフィールドラック木製天板
CAMPING MOON 木製天板
この記事内で紹介した木製天板が、こちらのキャンピングムーン製モデルです。
丈夫で耐久性に優れた竹集成材を使用しており、フィールドラックの天板として安心して使えます。表面にはカビ防止のため亜麻仁油が塗布されており、保管やメンテナンスも手軽。
さらに、使い込むほどに色合いが変化していくため、天然素材ならではの経年変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
UNIFLAME フィールドラックWOOD天板
ベニヤ合板を使用した、ユニフレーム純正の木製天板です
表面にシンプルに印字されたユニフレームのロゴが控えめながらもスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。また、ベニヤ合板ならではの軽さも大きな魅力で、フィールドラック用の天板としては持ち運びのしやすさが際立ちます。軽量タイプを探している方には、特におすすめできる一枚です。
NANGOGEAR 木製天板
耐久性に優れた竹集成材を使用した、NANGOGEARの木製天板です。
落ち着いたナチュラルな色味で、どんなキャンプサイトにも自然に馴染むデザインとなっています。また、竹には抗菌作用があるとされており、衛生面でも安心して使えるのが魅力です。
木の質感と実用性を兼ね備えた一枚を探している方におすすめです。
UNIFLAME フィールドラック WOOD天板(ハーフサイズ)
UNIFLAME純正のハーフサイズ木製天板です。
ハーフサイズの魅力は、コンパクトに持ち運べて、収納も省スペースで済む点にあります。必要な分だけ設置できる手軽さや、フィールドラックをカスタムして使いたい方にもぴったり。
使い勝手の良い、シンプルなハーフサイズ天板を探している方におすすめです。
おすすめのフィールドラックステンレス天板
CAMPING MOON ステンレス天板
今回紹介したステンレス天板がこちら、CAMPING MOON製のモデルです。
熱に強く、調理にも適したステンレス製で、フィールドラックの天板として高い実用性を誇ります。表面には丁寧な面取りと特殊なエンボス加工が施されており、傷が目立ちにくく、メンテナンスも簡単です。
さらに、小物掛け(ハンドル)も付いており、フードラックや調理補助台としても多目的に活用できるのが特長です。
UNIFLAME ステンレス天板
強度に優れたステンレス製のフィールドラック天板です。
両サイドに設置されたハンドルは、キッチンツールハンガーとして使えるため、調理時のちょっとした収納に便利です。また、ハンドルは使用しないときは内側に収納できる仕様になっており、使うシーンに応じて形を変えられる柔軟さもポイント。
耐久性・機能性ともに優れた、実用的な天板を探している方におすすめです。
UNIFLAME ステンレス天板(ハーフサイズ)
強度に優れたステンレス製のハーフサイズ天板です。
重ねて収納できるため、持ち運びやすく、省スペースで収納したい方にぴったりの一枚。
ハーフサイズながら耐久性はしっかり確保されており、熱い鍋を直接置くことも可能。
コンパクトでありながら、調理補助として十分に活躍する実用的な天板です。
おすすめのフィールドラック アルミ天板・棚板
CAMPING MOON アルミ天板
今回紹介したCAMPING MOONのアルミ製フィールドラック天板です。
軽量で扱いやすく、棚板としても使用可能な実用性の高いアイテムです。
両面ブラックのリバーシブル仕様で、無骨でかっこいいデザインが好きな方に特におすすめ。
質感にこだわった手塗り仕上げが施されており、見た目にも高級感があります。
NANGOGEAR アルミ天板
軽量で持ち運びやすい、NANGOGEARのアルミ製フィールドラック天板です。
両面ブラックのリバーシブル仕様で、見た目にも無骨でスタイリッシュな印象。
天板横の隙間にはシェラカップや調理用具を引っ掛けることができる設計になっており、ちょっとした作業台や調理スペースとしても使い勝手抜群です。
HIBARI フィールドラックアルミ天板
軽量で扱いやすいHIBARIのアルミ製フィールドラック天板。マットな質感のブラック仕上げで、無骨でスタイリッシュな印象。棚板としても使用でき、持ち運びや収納のしやすさも魅力です。
まとめ
今回は、おすすめのフィールドラック天板を素材別にご紹介しました。
木製・ステンレス・アルミといった3種類の天板は、それぞれデザイン・重量・使い勝手・機能性に違いがあります。
どの素材が自分のキャンプスタイルに合っているか、特徴をよく比較して選ぶことが大切です。
記事内で紹介した各天板を参考に、ぜひお気に入りの一枚を見つけて、フィールドラックをさらに便利&快適にカスタマイズしてみてください!
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