キャンプで欠かせないギアの一つ、シュラフ(寝袋)。
数あるメーカーからシュラフが出ていますが、その中でも特に人気が高いナンガのシュラフです。
様々なメーカーやショップから、別注品を出していることでも話題ですよね。
このナンガの別注品、色々種類があって、どう選んだらいいのかわからないという人のために、選び方やおすすめをご紹介していきます。
ナンガシュラフ別注とは
参照元:nanga
大変人気のナンガのシュラフですが、人気すぎて人と被ってしまうというデメリットも。この問題を解決してくれるのが別注品です。
別注品とはキャンプ用品メーカーやアウトドアショップなどがナンガとコラボしてそれぞれのメーカー独自で扱っている商品のことです。
オリジナルと別注品の違い
メーカーやショップによって独自のカラー展開があったり、ナンガのオリジナルにはないサイズ展開があったりとそれぞれの特色があります。
生産国の選定やダウンの生産地を厳選すること、受注生産とすることなどでナンガオリジナルよりもお得な価格のものも多くあります。
ナンガオリジナルでは、日本製であり、永久保障と安心して購入できますが、別注モデルはすべてが日本製で永久保証付きというわけではないので、購入の際には注意が必要です。
ナンガシュラフ別注の選び方!失敗しないために注意するポイント
参照元:sabbatical
様々な種類があってどう選べばいいのか困ってしまいますよね。ここからは、ナンガシュラフ別注品のシュラフ選びのポイントをご紹介します。
生地
ナンガの代名詞である、オーロラテックスを使用していれば、防水透湿性に優れているので安心です。
またオーロラライトはオーロラテックスの性能はそのままに、より軽量化された生地です。
オーロラライト>オーロラテックス>その他の生地なので、価格差が無ければオーロラライトで出来たものを選ぶと良いでしょう。
FP(フィルパワー)
フィルパワーとは羽毛のかさ高を表す単位です。
フィルパワーの数値が大きいほど多くの空気を含むことが出来るので、より暖かいと言えます。
温度表記について
どんな気温で使えるのかは、シュラフ選びで重要なポイントですよね。
ナンガのホームページによると(https://nanga.jp/knowledge/european-norm/)、たとえば次のように説明されています。
「快適使用温度:一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています。
下限温度:一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます。」
冬キャンプで使うのか、春秋のキャンプで使うのかによって、しっかりと温度表示を確認しましょう。
冬用を選ぶのであれば、-5℃以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
サイズ
シュラフはピッタリサイズで体を覆った方が、寒さを感じにくいです。自分に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
また持ち運ぶ際には、収納時のサイズも重要になってきます。しっかりチェックしましょう。
価格差
生地やダウンの種類、生産国の違いによって、価格は大きく変わってきます。
どのレベルまで求めるのかは、自分のキャンプスタイルとよく照らし合わせて考えるとよいでしょう。
生産国
ナンガオリジナルは国産ですが、別注品は価格を抑えるために他の国で生産しているものもあります。国産が欲しい人は注意しましょう。
保障
ナンガオリジナルは永久保証がついていますが、別注品のなかには永久保証のないものもあります。永久保証が欲しくてナンガを選ぶ人は注意しましょう。
ナンガシュラフの別注品を出しているメーカーやショップ
参照元:amazon
選び方や注意点がわかったところで実際にナンガの別注品はどこから出ているのかをご紹介していきます。
ナンガとコラボしているのは以下の通りです。
色々なところとコラボしていることがわかりますね。
ナンガシュラフ別注品のスペックとコスパから見た最強おすすめ5選

シュラフを冬に使用するには、羽毛量が最低でも600gはほしいです。
この最強おすすめ5選では、羽毛量は寒がりでも安心の750g以上、生地は安心のオーロラテックスを使用しているもので、コスパの良いものを厳選してご紹介します。
このスペックだとナンガでは60,000円以上しますが、この5選では特にお得に手に入れることができます。
山渓NANGAオーロラ750DXオールブラックALL BLACK
山渓からは複数別注モデルが出ています。4シーズン使える750DXをご紹介。
サイズはレギュラーとロングがあります。
カラーは黒のみで大量発注することで、コストを抑えて販売されています。
色にこだわりがなければ、お得にナンガのシュラフが欲しい人におすすめです。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | スパニッシュダウン |
羽毛量 | ロング770g レギュラー750g |
構造 | ボックス構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | -8℃ |
下限温度 | -16℃ |
重量 | ロング1,420g レギュラー1,400g |
適応身長 | ロング185cmまで レギュラー178cmまで |
サイズ | ロングφ22×34cm(収納時) レギュラーφ22×32cm(収納時) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 日本 |
値段 | ロング45,900円 レギュラー44,800円 |
NANGA×山渓コラボシュラフの種類
3tenナンガ×3ten 別注シュラフ 超撥水 オーロラテックス 800DX
ナンガのオーロラテックスを使用。落ち着いた自然に馴染むベージュとカーキの2色展開です。
760FPの高品質ダウンを使用しており、限界温度は-17℃とされているため、国内で厳冬期にキャンプをするには十分なスペックです。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | ヨーロッパ産ホワイトダックダウン |
羽毛量 | 800g |
FP | 760 |
快適使用温度 | -9℃ |
下限温度 | -17℃ |
重量 | 1,350g |
適応身長 | レギュラー(178cmまで) |
サイズ | 80L x 210W cm |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 日本 |
値段 | ¥47,800 – ¥48,800 |
NANGA×3tenコラボシュラフの種類
さかいや ナンガ・オーロラライト 750DX(さかいや別注モデル)
登山やキャンプ用品のお店「さかいや」とのコラボモデル。
さかいやは 1000DX、750DX、600DX、450DX、350DX など、さまざまなスペックのモデルを展開しています。
中でも今回は、4シーズン使える750DXをご紹介します。
カラーはオールブラックと、ODグリーン×ネイビーのバイカラーの2色展開。
ナンガシュラフ人気の火付け役となった2018年モデルをベースにしており、日本の厳冬環境でも使用可能な760FPの4シーズンモデルです。
ストレージバッグ、ショルダーウォーマー付き。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | ホワイトダック |
羽毛量 | 750g |
構造 | ボックスキルト構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | -8℃ |
下限温度 | -16℃ |
重量 | 1,200g |
適応身長 | 178cmまで |
サイズ | φ19×31cm(収納時) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 日本 |
値段 | 51,800円 |
NANGA×さかいやコラボシュラフの種類
クロスオレンジ NANGA×CROSS ORANGE 別注モデル AURORA 800STD
こちらはアウトドア用品専門店「クロスオレンジ」とのコラボ商品。
コヨーテとオリーブといったおしゃれなカラー展開で、内側はどちらもオレンジのバイカラー仕様です。
ナンガの通常モデルにはない「800STDモデル」となっており、限界温度は-30℃。
国内の厳冬期や、寒がりな人にもおすすめできる高スペックモデルです。
生地 | オーロラテックス |
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羽毛量 | 800g |
FP | 650 |
快適使用温度 | -7℃~‐12℃ |
限界使用温度 | -30℃ |
重量 | 1,540g |
適応身長 | 180cmまで |
サイズ | φ19×31cm(収納時) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 日本 |
値段 | 54,780円(税込み) |
サバティカル AURORA 750DX Regular
テントで大人気の「サバティカル」の別注品。
さまざまなモデルを展開していますが、今回は4シーズン使え、汎用性の高い750DXをご紹介します。
このモデルは、独特なカッティングパターンにより保温性を保ちながらも、内部での体の動きを妨げない設計になっています。
あぐらをかくこともできるため、快適性も抜群です。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | ヨーロッパ産ホワイトダックダウン |
羽毛量 | 750g |
構造 | ボックスキルト構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | -8℃ |
下限温度 | -16℃ |
重量 | 1,460g |
適応身長 | レギュラーは183cmまで ショートは165cmまで |
サイズ | φ19㎝×46㎝(収納時) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 日本 |
値段 | 55,880円(税込み) |
NANGA×サバティカルコラボシュラフの種類
オーロラテックスを使用したおすすめ3選
羽毛の産地や生産国によってコストを抑えた、おすすめの3選をご紹介します。
いずれも、ナンガの代名詞ともいえる高い防水性と透湿性を兼ね備えたオーロラテックスを使用したモデルです。
ナチュラム NANGA×naturum オーロラセンターZIP600DX
珍しいセンタージップ仕様。ブラウンとネイビーの2色展開で、内側はどちらもブラックのおしゃれなバイカラーデザインです。
限界使用温度は-11℃なので、国内の冬キャンプでも安心して活躍してくれるモデルです。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | 中国産ホワイトダックダウン90-10% |
羽毛量 | 600g |
構造 | ボックスキルト構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | -4℃ |
下限温度 | -11℃ |
重量 | 1200g |
適応身長 | 178cmまで |
サイズ | 約22×30cm(収納サイズ) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 中国製 |
値段 | 30,800円(税込み) |
NANGA×naturum オーロラセンターZIP800DX
先ほどの600DXよりも羽毛量が多いため、その分、限界温度や快適温度がより低い環境でも使用できます。
カラーはネイビーの1色展開で、内側はブラックのバイカラーデザイン。こちらもセンタージップ仕様です。
限界使用温度は-17℃まであるので、国内の厳冬期でもしっかり活躍します。
生地 | オーロラテックス |
---|---|
ダウン | 中国産ホワイトダックダウン90-10% |
羽毛量 | 800g |
構造 | ボックスキルト構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | -9℃ |
下限温度 | -17℃ |
重量 | 1,510g |
適応身長 | 178cmまで |
サイズ | 約 21×38cm(収納サイズ) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 中国製 |
値段 | 38,000円(税込み) |
NANGA×naturumコラボシュラフの種類
アルペン AURORA 550 AL5LBK13 キャンプ シュラフ
スポーツデポやアルペンアウトドアーズを展開しているアルペンとのコラボ。
ブラックとコヨーテのバイカラー。春夏秋の3シーズンで活躍します。
生地 | オーロラテックス |
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ダウン | ホワイトダックダウン80%・20% |
温度 | 0℃ |
下限温度 | -17℃ |
重量 | 1300g |
適応身長 | 215×80cm(使用時) 24×24×35cm(収納時) |
サイズ | 約 21×38cm(収納サイズ) |
永久保証の対象 | 〇 |
生産国 | 中国製 |
値段 | 33,000円(税込み) |
NANGA×アルペンコラボシュラフの種類
レギュラー | |
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AURORA 550 AL5LBK13 | 33000円 楽天 |
オーロラライトを使用したおすすめシュラフ
先ほどのオーロラテックスを軽量化し、さらに上質な生地である「オーロラライト」を使用したモデルのおすすめをご紹介します。
グッドオープンエアズマイクス myX別注 NANGA UDD AURORA 450DX PPS ミリタリーカラー 撥水仕様 myX別注モデル
枕を背面ポケットに固定できる、オリジナルの機能付きモデル。
ミリタリーカラーに、内側は暖色のオレンジを使用しているため、視覚的にも暖かみを感じることができます。
ショルダーウォーマー付きで、ダウンを傷めずに保管できる保存用のメッシュバッグも付属しています。
生地 | オーロラライト |
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ダウン | UDD 撥水処理ダウン |
羽毛量 | 450g |
構造 | ボックスキルト構造 |
FP | 770 |
快適使用温度 | 1℃ |
下限温度 | -4℃ |
重量 | 1,080g |
適応身長 | 185cmまで |
サイズ | 約18×35cm(収納時) |
値段 | 34,419円 |
NANGA×myXコラボシュラフの種類
オーロラシリーズ以外の別注品おすすめ5選
ここからは、生地こそオーロラテックスやオーロラライトではありませんが、カラー展開が豊富で、選ぶ楽しさもあるモデルを4つご紹介します。
クロスキャンパー ナンガ 別注 オリジナルシュラフ UDDBAG600DX 770FP
ブルーとレッドの2色展開です。
ダウンはDXではなくSTDを使用しているため、比較的お得に購入することができます。
生地 | 15dnナイロンリップ |
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ダウン | フィルパワー スペイン産ダックダウン90-10% |
構造 | ボックスキルト構造 |
羽毛量 | 600g |
FP | 770 |
サイズ | 約φ19×33(収納時サイズ) |
値段 | 47,300円(税込み) |
NANGA×クロスキャンパーコラボシュラフの種類
レギュラー | |
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オーロラライト 600STD | 46200円 公式 |
NANGA 別注 Original Schlaf
Orange NANGA Original Schlaf 610 オリジナルシュラフ レギュラー
ショルダーウォーマーとドラフトチューブの両方が備わっていることで、冷気の侵入をしっかり防いでくれます。
顔まわりの冷え対策にはドローコードで絞って調整が可能。
限界温度は-12℃なので、国内の冬キャンプでも活躍します。
生地 | ナイロンリップ |
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ダウン | – |
羽毛量 | 610g |
構造 | ボックス構造 |
FP | 650 |
温度 | -6℃ |
下限温度 | -12℃ |
重量 | 1,120g |
適応身長 | 180cmまで |
サイズ | 約φ19x33cm(収納時) |
値段 | 33,800円(税込み) |
Orange NANGA ナンガ 別注モデル アルピニスト600
カラー展開はなんと8種類!お気に入りのカラーがきっと見つかります。
顔まわりの冷え対策には、ドローコードで絞って使うことが可能です。
ファスナーの一部には蓄光素材を使用しており、暗闇でも使いやすいのが特徴。
春・夏・秋の3シーズンで活躍するモデルです。
生地 | ダクロン |
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ダウン | – |
羽毛量 | 600g |
温度 | 5℃ |
限界使用温度 | 0℃ |
重量 | 1.15kg |
適応身長 | 180cmまで |
サイズ | 約φ19x33cm(収納時) |
値段 | 15,200円(税込み) |
NANGA×Originalコラボシュラフの種類
サンデーマウンテン リミテッドシュラフ 600DX
フィールドになじむアースカラー。顔まわりにはドローコードが備えられており、寒さから頭を守ります。
足元には干すためのループ付き。FPは600で、原産国や羽毛の産地を選定することで、低価格を実現しています。
ショルダーウォーマーはドローコードで調整可能。
内側・外側、頭側・足側と、どこからでも開閉できるジッパー仕様で使いやすさも抜群です。
生地 | ナイロンリップストップ |
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羽毛量 | 600g |
FP | 760 |
快適使用温度 | -4℃ |
下限温度 | -11℃ |
重量 | 1,115g |
適応身長 | 180cmまで |
永久保証の対象 | × |
生産国 | 中国 |
値段 | 40,700円(税込み) |
NANGA×SUNDAY MOUNTAINコラボシュラフの種類
テンマクデザイン OSANPO PANDA 350DX
ナチュラルなカラー展開が多いナンガの別注品の中で、ひときわ目を引くポップなカラーが魅力のモデルです。
ファスナーサイドにはドラフトチューブがあり、冷気の侵入を防ぎます。
春秋の平地キャンプでも気兼ねなく使える、快適温度5℃設計です。
生地 | ナイロンリップ |
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ダウン | DX(スパニッシュダックダウン90-10%) |
羽毛量 | 350g |
構造 | 上面:ボックスキルト構造 下面:シングルキルト構造 |
FP | 760 |
快適使用温度 | 5℃ |
下限温度 | 0℃ |
重量 | 800g |
適応身長 | 177cmまで |
サイズ | (約)250×150mm(直径)(収納時) |
永久保証の対象 | |
生産国 | 日本 |
値段 | 34,980円(税込み) |
過去に別注品を出していたメーカーやショップ
ワイルドワン
2014年には、ワイルドワン30周年記念のコラボとしてナンガ別注シュラフが販売されていましたが、現在はワイルドワンとの別注品は展開されていません。
まとめ
人気のナンガシュラフ別注品は、高いスペックを持ちながら、お値打ち品が見つかるのが魅力ですよね。
別注品を選ぶ際は、価格差だけで判断せずに、この記事を参考にしながら、どこまでのスペックを求めるかを考えて選んでみてください。
あなたのお気に入りを見つけて、快適なキャンプライフを楽しんでくださいね。
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