アウトドアで根強い人気を誇るイワタニのカセットコンロ。
とにかく種類が豊富なので、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなイワタニのカセットコンロの中から、アウトドアに最強のおすすめ4機種を厳選してご紹介します。
人気の「タフまる」「タフまるJr.」はもちろん、風に強い「風まる」、そして家庭でもキャンプでも活躍するモデルまで、火力・サイズ感・メンテナンス性・オプションパーツまでしっかり比較!
「イワタニのカセットコンロが気になっている」「どれを買えばいいか決めきれない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
イワタニのアウトドア向きカセットコンロ4機種を比較

比較するイワタニのガスコンロ
製品名 | 特徴 |
---|---|
タフまるJr | ソロキャンプに最適!小さくても頼れる火力 |
タフまる | ファミリーキャンプの王道!高火力&頑丈設計 |
風まるⅢ | 風に強い構造で屋外調理に最適! |
ラックス・キャンプ・ストーブ | おしゃれで機能的!キャンプ映えするコンロ |
火力を比較してみよう

イワタニのカセットコンロ4機種の火力を比較すると、最も火力が小さいのはタフまるJrです。コンパクトな設計ながら、ソロキャンプでの調理には十分なパワーがあります。
一方で、最も火力が高いのは風まるⅢとラックス・キャンプ・ストーブ。どちらも屋外での使用を想定したモデルで、高火力を活かした本格調理にも対応できます。
タフまるは火力こそわずかに劣るものの、アウトドアでの調理には必要十分な性能を備えており、バランスの取れた1台と言えるでしょう。
湯沸かし時間の違いを比較!

実際に「鍋に入った水がどのくらいで沸騰するか」を比較したところ、最も速くお湯が沸いたのは風まるⅢで、わずか1分14秒という結果でした。
タフまるとラックス・キャンプ・ストーブは、火力に若干の差があるものの、湯沸かし時間にはほとんど違いが見られませんでした。
一方、タフまるJrは風まるⅢに比べて13秒ほど遅い結果に。コンパクトな分だけ火力は控えめなので、より素早くお湯を沸かしたい方には風まるⅢがおすすめです。
本体のサイズ・使える調理器具のサイズを比較!

4機種の中で最もコンパクトなのはタフまるJr。設置スペースが限られたソロキャンプや、荷物をできるだけ減らしたいシーンに最適です。
それぞれの特徴としては、タフまるは本体幅がやや狭め、風まるⅢは高さを抑えた薄型設計、ラックス・キャンプ・ストーブはやや大きめで安定感があるモデルとなっています。
使える鍋のサイズ一覧
タフまるJr | 直径20cmまで(ダッチオーブンは8インチまで) ※鍋底は直径11cm以上必要 |
---|---|
タフまる | 直径24cmまで(鍋底は16cm以上推奨) |
風まるⅢ | 直径24cm以下 |
ラックス・キャンプ・ストーブ | 直径24cm以下 |
風まるⅢ・タフまる・ラックス・キャンプ・ストーブの3機種は、直径24cm以下の鍋であれば問題なく使用できます。
ただし、タフまるJrは最大20cmまでとなっており、大きめの鍋を使いたい場合には注意が必要です。
持ち運び性能の比較

アウトドアでの使用を考えると、持ち運びやすさも重要なポイントです。
タフまるJr・タフまる・風まるⅢには、それぞれ専用のキャリングケースが付属しています。ケースはしっかりとした強度があり、持ち手付きで安全かつ快適に持ち運び可能です。車での持ち運びにも安心です。
一方、ラックス・キャンプ・ストーブは折りたたみ式。収納時にはフラットな状態になり、省スペースでコンパクトに収納できます。こちらも持ち手付きなので、持ち運びしやすさは十分確保されています。
耐荷重の比較

タフまるJrとタフまるは、どちらもダッチオーブンに対応しているため、重さのある鍋でも安心して使える設計です。
特に、タフまるは耐荷重が20kgと非常に高く、10インチ以上の大型ダッチオーブンを使いたい方にもおすすめです。
一方で、ラックス・キャンプ・ストーブの耐荷重は約5kgと控えめ。軽量な鍋やフライパンであれば問題ありませんが、重たい鍋を乗せると不安定になる可能性があるため、使用時には十分注意が必要です。
風まるⅢの耐荷重は明記されていませんが、家庭用に近い構造のため、標準的な鍋やフライパン程度なら問題なく使用可能です。
ダッジオーブンの重さの目安

コールマンの10インチダッジオーブンに食材を8分目まで入れた重さは約8.5kg程度となります。
タフまるで、問題なく使用できます。
メンテナンス性能の比較

4機種とも、五徳を取り外してメンテナンスが可能です。使用後にしっかりと掃除ができる設計になっており、細かいパーツまで取り外して洗えるため、常に清潔に保つことができます。
特にアウトドアでは、油汚れや砂・ホコリが付きやすいため、お手入れのしやすさは大きなメリット。どのモデルも家庭用ガスコンロに近い感覚でメンテナンスできるのは、うれしいポイントです。
ヒートパネルは必須

4機種すべてにヒートパネルを搭載しており、ガス缶を温めて最後まで安定した火力をキープできます。
寒い時期や長時間の使用でも火力が落ちにくく、アウトドア調理でも安心です。
オプション品もチェック!

イワタニが販売している純正オプション品の対応状況を比較しました。
タフまるJr | タフまる | 風まるIII | ラックス・キャンプ・ストーブ | |
---|---|---|---|---|
網焼プレート | × | 〇 | 〇 | 〇 |
焼肉プレートS | × | 〇 | 〇 | 〇 |
焼肉プレートL | × | 〇 | 〇 | 〇 |
鉄板焼プレート | × | 〇 | 〇 | 〇 |
たこ焼プレート | × | 〇 | 〇 | 〇 |
焼肉グリル | × | 〇 | 〇 | 〇 |
ジュニア焼肉プレート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ジュニアたこ焼プレート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ジュニアマルチプレートガラス蓋付き | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ホットサンドグリル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ミニダッチオーブン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マイクログリルプレート | 〇 | × | × | × |
タフまる・風まるⅢ・ラックス・キャンプ・ストーブは、マイクログリルプレート以外の全オプションに対応しています。
一方でタフまるJrは、ジュニア用プレートなら対応可能ですが、使用できるオプションが限られる点に注意が必要です。
アウトドアにおすすめイワタニのガスコンロ4機種
アウトドアで活躍するイワタニの人気ガスコンロ、
「タフまるJr」「タフまる」「風まるⅢ」「FORE WINDS ラックス・キャンプ・ストーブ」の4機種について、
それぞれの基本スペックや特徴をわかりやすくご紹介します。
タフまるJr|コンパクトで使いやすい少人数向けモデル
軽量コンパクト | 耐風性 | 耐荷重 | 火力 |
---|---|---|---|
◎ | ◎ | 〇 | △ |
持ち運び | ヒートパネル | 使える調理器具 | オプション |
◎ | ◎ | △ | 〇 |
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
286×193×122mm | 約1.6㎏ | 約169g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
2.3kW(2,000kcal/h) | カセットガスジュニア 約45分 カセットガス、カセットガスパワーゴールド 約102分 | 多孔式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
10kg | 直径20㎝(ダッチオーブンは8インチまで)(小さい鍋は、鍋底が11cm以上) | 〇 |
1〜2人程度の少人数で使いたい方におすすめのコンパクトなカセットコンロです。
火力は他のモデルに比べて控えめですが、鍋料理や簡単なアウトドア調理には十分なパワーを備えています。
サイズが小さく取り回しやすいため、ソロキャンプや予備用として1台持っておくと重宝します。
タフまる|ファミリーキャンプにぴったりの王道モデル
軽量コンパクト | 耐風性 | 耐荷重 | 火力 |
---|---|---|---|
△ | ◎ | ◎ | 〇 |
持ち運び | ヒートパネル | 使える調理器具 | オプション |
〇 | ◎ | ◎ | ◎ |
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
341×283×129mm | 約2.4㎏ | 約236g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
3.3kW (2,800kcal/h) | 約75分 | 多孔式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
20kg | 直径24㎝(小さい鍋は鍋底16㎝以上) | 〇 |
本格的なアウトドア料理を楽しみたい方におすすめのスタンダードなカセットコンロです。
火力も十分で、対応する調理器具の幅も広いため、炒め物から鍋料理までストレスなく調理可能。
特にファミリーキャンプやグループでの使用にはぴったりの1台です。
風まるⅢ|火力と軽さが魅力!自宅でも使いやすいモデル
軽量コンパクト | 耐風性 | 耐荷重 | 火力 |
---|---|---|---|
△ | 〇 | 〇 | ◎ |
持ち運び | ヒートパネル | 使える調理器具 | オプション |
〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
357×278×115mm | 約2.2㎏ | 約250g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
3.5kW(3,000kcal/h) | 約66分 | 外炎式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
15㎏ | 直径24㎝以下 | 〇 |
高火力で複数人の鍋料理にも対応できるのが風まるⅢの強み。
さらに、アウトドアでも使えるよう風防リングが備わっており、ある程度の風にも対応できます。
ただし、バーナーは外炎式のため、風に煽られると火力が不安定になる場合も。
風に強い多孔式バーナーを採用しているタフまるの方が耐風性では優れています。
とはいえ、風まるⅢはタフまるよりもスリム&軽量。
持ち運びやすく、省スペースで使えるため、自宅や屋外調理を兼ねたい方におすすめです。
FORE WINDS ラックス・キャンプ・ストーブ|デザインも性能も妥協しない1台
軽量コンパクト | 耐風性 | 耐荷重 | 火力 |
---|---|---|---|
△ | ◎ | △ | ◎ |
持ち運び | ヒートパネル | 使える調理器具 | オプション |
〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
380×229×324mm | 約2.8㎏ | |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
3.5kW(3,000kcal/h) | 70分 | 282 個の炎口 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
5kg以下 | 目安としてφ24cm以下まで | 〇 |
カセットコンロでは珍しいスタイリッシュなデザインが目を引くモデル。
フタを閉じれば縦向きで持ち運びができるうえ、フタを開けるだけですぐに使える手軽さも魅力です。
火力も強く、風にも比較的強い構造なので、アウトドアシーンでもしっかり活躍。
また、五徳の形状が工夫されており、小さめのクッカーにも対応しているのもうれしいポイントです。
おしゃれなキャンプスタイルを楽しみたい方や、デザイン性も重視したい方にぴったりの1台です。
イワタニのカセットコンロのラインナップ紹介
イワタニはアウトドアから家庭用まで、幅広い用途に対応したカセットコンロを展開しています。
ここでは人気のカセットフーシリーズの中から、特におすすめのモデルを5機種ご紹介します。
カセットフー “達人スリムプラス” CB-TS-PLS
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
333×257×84mm | 約1.2kg | 約236g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
3.3kW(2,800kcal/h) | 約70分 | 外炎式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
5kg以下 | 土鍋9号まで | 〇 |
高さわずか74mmの五徳を採用した、シリーズ最薄モデル。
タテ型の炎口バーナーで鍋底を効率的に加熱し、燃費も◎。
スリムで収納しやすく、自宅でもアウトドアでも使える万能モデルです。
カセットフー“エコプレミアムⅠⅠ” CB-EPR-2
光沢のあるシルバーフッ素コートで高級感のあるデザイン。
汚れがつきにくくお手入れ簡単。10号サイズの大鍋も使え、大人数の鍋料理にもぴったり。
機能もデザインも妥協したくない方におすすめです。
カセットフー“BO—プラス” CB-AH-41F
シリーズ中最大火力を誇るモデルで、大量調理もスピーディー。
立ち消え安全装置や圧力感知装置など、安全機能も充実しています。
大家族やアウトドア料理好きにぴったりの安心・強火モデルです。
カセットフー“雅プラス” CB-WA-35F
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
358.5×293×89mm | 約1.7㎏ | 約254g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
3.5kW(3,000kcal/h) | 約65分 | 外炎式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
5kg以下 | 目安として9号土鍋まで | 〇 |
落ち着いた黒のボディとグッドデザイン賞受賞の美しいフォルムが魅力。
スリムで持ち運びもしやすく、自宅・キャンプどちらでも活躍します。
デザイン重視派のあなたにぴったりの1台です。
カセットフー プチスリムⅠⅠⅠ CB-JRC-PS3
サイズ | 重量 | ガス消費量 |
---|---|---|
279×185×85mm | 約1.0㎏ | 約135g/h |
最大発熱量 | 連続燃焼時間 | バーナー部 |
1.86kW(1,600kcal/h) | 約1時間52分 | 外炎式 |
耐荷重 | 調理器具サイズ目安 | ヒートプレート |
5kg以下 | 鍋の上面の内径が20㎝まで(小さい鍋は鍋底11cm以上) | × |
小型・スリムな設計で省スペース&軽量。
トッププレートにはフッ素コートを採用し、汚れに強くお手入れ簡単。
さらに、外箱を組み立てると収納ボックスとして使えるユニークな仕様も便利です。
ソロキャンプ用にぴったりな1台です。
まとめ
今回は、アウトドアにおすすめのイワタニ製カセットコンロ4機種をご紹介しました。
ご紹介した
タフまるJr・タフまる・風まるⅢ・ラックス・キャンプ・ストーブは、いずれも人気の高いモデルですが、サイズや火力、使える調理器具、収納方法などに違いがあります。
- ソロキャンプにはコンパクトな「タフまるJr」
- ファミリーキャンプにはバランスの取れた「タフまる」
- 火力重視の方には「風まるⅢ」
- デザイン性と機能性を求めるなら「ラックス・キャンプ・ストーブ」
というように、使用シーンや重視するポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。
キャンプやアウトドアでの調理をより快適に楽しむために、自分に合った1台を見つけてみてください!
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