キャンプに欠かせないアイテムといえばクーラーボックス。
キャンプ飯に使う食材の保冷はもちろん、暑い夏にキンキンに冷えたビールを楽しむためにも、しっかりしたクーラーボックスは必須です。
クーラーボックスにはソフトタイプやハードタイプなど様々な種類がありますが、特に保冷力と耐久性を重視したハイエンドモデルは価格もそれなりに高め。
せっかくなら、自分のキャンプスタイルにぴったり合うものを選びたいですよね。
今回は、アメリカ発の高性能クーラーボックスブランド「ORCA(オルカ)」の40QTモデルを実際に使ってみた感想や、サイズ感・メリットデメリットなどを詳しくレビューしていきます。
イエティとの比較も交えながらご紹介するので、クーラーボックス選びで迷っている方はぜひ参考にしてください!
オルカってどんなブランド

ORCA(オルカ)は、2012年にアメリカ・テネシー州で誕生したアウトドアギアブランドです。
創業者自身がキャンプやフィッシングなどアウトドアを愛するユーザーで、「自分が本当に満足できるクーラーボックスが欲しい」という想いからブランドを立ち上げました。
ブランド名のORCAは英語で「シャチ」の意味。
トレードマークにもシャチの尾びれがデザインされており、強さ・タフさを象徴しています。
参照元:orcacoolers
オルカといえば、やはりクーラーボックスが代名詞的な存在ですが、実は公式サイトを見るとボトルやカップなど、ドリンクウェアのラインナップも豊富。
クーラーボックスとデザインを揃えて使えるので、統一感を楽しみたい方にも人気です。
高い品質と遊び心あるデザインがアメリカだけでなく世界中のキャンパーから愛され、今ではYETI(イエティ)と並んでハイエンドクーラーの代表格となっています。
オルカクーラーボックスの種類(サイズ展開)
参照元:orcacoolers
オルカのクーラーボックスは抜群の保冷力が魅力ですが、その秘密は分厚い断熱材にあります。
そのため、見た目は想像以上に大きめ。
容量だけで選ぶと、「思ったよりデカい!」と驚く方も少なくありません。
選ぶ際は、まず内寸をチェックして「必要な食材や飲み物がしっかり入るか」を確認するのがポイントです。
その上で外寸もしっかりチェックして、車に積めるサイズか、キャンプサイトで邪魔にならないかも要チェック。
さらに、オルカは厚みのあるボディと頑丈な構造ゆえに、重量もそれなりにあります。
満タンにしたときに持ち運べるか?という視点も大切です。
サイズ | 外寸サイズ(cm) | 内寸サイズ(cm) | 容量(L) | 重量(kg) | 公式サイト価格(円) |
---|---|---|---|---|---|
20 QUART | H38×W48xD35 | H24×W35xD23 | 19 | 8 | 55,000 |
26 QUART | H37×W59xD44 | H22×W41xD28 | 25 | 11 | 63,800 |
40 QUART | H44×W65xD45 | H28×W47xD29 | 38 | 13 | 79,200 |
58 QUART | H49×W68xD49 | H33×W50xD33 | 55 | 16 | 90,200 |
75QUART | H45×W86xD46 | H31×W68xD30 | 71 | 18 | 123,200 |
80 QUART | H45×W97xD46 | H29×W80xD30 | 76 | 19 | 99,000 |
140 QUART | H55×W100xD69 | H38×W81xD42 | 132 | 29 | 157,300 |
用途やキャンプスタイルに合わせて、ちょうどいいサイズを選ぶことが快適キャンプへの近道です。
オルカクーラーボックスをレビュー
今回レビューするのは、オルカ 40QT チャコール。
実際にキャンプで愛用中のリアルな感想をお伝えします!
もともとは別メーカーのクーラーボックスを使っていましたが、夏キャンプが増えるにつれ、保冷力に物足りなさを感じるようになり、「どうせ買い換えるなら思い切って良いものを」とオルカに決定。
40QTはデュオキャンプがメインの我が家にちょうど良いサイズ感。
食材もお酒もたっぷり収納でき、2泊程度のキャンプなら安心して使えています。
また、オルカは見た目もオシャレなので、サイトの雰囲気作りにも一役買ってくれます。
普段はクーラーボックススタンドに載せて使っていますが、その佇まいだけでキャンプギア好きのテンションが上がります。
ここからは、実際に使って感じたオルカの外観や機能性について、さらに詳しくご紹介していきます。
オルカの外観と機能性について

第一印象は、無骨でタフなルックス。
ボディにはしっかりとした厚みがあり、高級感と頼もしさを感じさせます。

左下には「40」のサイズ表記が刻まれていて、一目で容量がわかるのもポイント。

右下には「MADE IN U.S.A」とアメリカ国旗がデザインされていて、ミリタリー感もしっかり演出。
無骨なギア好きにはたまらないディテールです。

素材は、シェル部分がポリエチレン、断熱材(フォーム部分)がポリウレタンという構造。
さらに天板はエンボス加工されていて、滑りにくく物が置きやすい仕様になっています。

側面は加工されていないので、ステッカーを貼って自分仕様にカスタムもアリ!

購入時にオルカ純正のステッカーが付いていたので、まずはそちらをペタリ。
さらに、反対側には瀬戸内トリエンナーレで購入した思い出のステッカーを貼って、自分だけのオリジナルデザインに仕上げています。

底部にはしっかりしたゴム素材がついていて、直接地面に置いても滑りにくく、本体を傷から守ってくれる構造になっています。

背面にはバックポケットがついているので、我が家はゴミ袋などを収納しています。

水抜きドレンは、正面向かって左側側面に配置されています。
庫内の水を抜くときはもちろん、標高の高いキャンプ場で気圧差によってフタが開かなくなるトラブルにも対応。
そんなときは、水抜き部を少し開けて空気を入れてやるとスムーズに開きます。
これは高い密閉力の裏返しでもあります。
また、クーラーボックスの中を洗った後も、ここから排水できるので後片付けがラクなのもポイントです。

オルカならではのシャチの尾びれ型の留め具も魅力のひとつ。
見た目のインパクトはもちろん、ゴムが太くしっかりしているので耐久性も抜群です。
デザイン性と実用性を兼ね備えた、オルカらしい遊び心を感じます。

開いた天板の内側にもオルカのロゴがしっかり入っています。

庫内には、LOGOSの氷点下パックが2つ入ります。縦がちょうど良い収まり具合。
実際にキャンプで使うときは、こんな感じ

今回キャンプで持っていく食材です。
お昼はペペロンチーノと、ウインナーとチーズの燻製。
夜はガーリックタコポテトと、豚肉のパプリカとクリームチーズの豚肉巻きと、スープカレーです。
あとはビールとハイボール用ウイスキー等々。
大人2人、昼食と夕食分です。

この量が入っても空間にはまだ余裕があります。

オルカ40QTは大容量とはいえ、2Lペットボトルは立てて収納できません。
横倒しで入れることはできますが、その分庫内のスペースを圧迫してしまうのが悩みどころ。
そのため、2Lペットボトルは別のソフトクーラーに分けて持っていくというのが我が家の定番スタイルです。
飲み物をたくさん持っていきたい夏キャンプでは、オルカ+ソフトクーラーの2段構えが安心ですね。

我が家はオルカには入れず、コールマンのクーラーバッグに入れて持っていっています。
車に積んでみます

我が家のキャンプでは、オルカ40QTは後部座席に載せるスタイルです。
デュオキャンプだからこそできるレイアウトですが、座席に置くことで走行中も取り出しやすく、キャンプ場へ向かう途中で地場の食材を買ったときにもサッと収納できるのでとても便利です。
トランクに積んでしまうと、どうしても荷物を積み重ねる関係でクーラーボックスのフタがすぐに開けられないこともありますよね。
その点、後部座席に置いておけば、道の駅やスーパーに立ち寄ったときにスムーズです。
特に夏場は食材の鮮度管理にも関わるので、すぐ開けられる位置に置くのはおすすめですよ!
オルカのメリット・デメリット

メリット
デメリット
イエティとのスペック比較
ハイエンドクーラーボックスといえば「イエティ」も有名ですが、オルカとどんな違いがあるのか気になる方も多いはず。
ポイントごとにオルカとイエティを比較してみました。
製品名 | 外寸(cm) | 内寸(cm) | 容量(L)(cm) | 重量(kg) | 公式サイト価格(円) |
---|---|---|---|---|---|
オルカ40QUART | H44×W65xD45 | H28×W47xD29 | 38 | 13 | 79,200 |
イエティ タンドラ45 | H41×W65xD39 | H27×W47xD29 | 43 | 10.43 | 66,000 |
①カラー展開
- オルカ:とにかくカラーバリエーション豊富!
ビビッドカラーから落ち着いたトーンまで選べるので、サイトコーデに合わせやすいです。 - イエティ:定番カラー中心でシンプル。無骨な雰囲気が好きな方には◎。
②アクセサリー類
- オルカ:バックポケット標準装備&ディバイダー(仕切り板)など専用アクセサリーが充実。
- イエティ:別売りアクセサリーが豊富で、後からカスタムを楽しめる。
③保冷力
- オルカ:厚みのある断熱材で最長10日間の保冷力を誇ると言われています。
- イエティ:こちらも保冷力は申し分なしですが、実際の使用感ではオルカの方が若干保冷が長持ちという声も。
結論
デザインやカラーを楽しみたいならオルカ、
シンプルで無骨なデザインとカスタムを楽しみたいならイエティがおすすめです。
どちらも保冷力は最強クラスなので、見た目と使い勝手の好みで選んでOK!
まとめ
以上、オルカクーラーボックス40QTのレビューをお届けしました。
確かに大きさや重さはありますが、その分保冷力の高さや人と被らない特別感は、他にはない魅力です。
購入前はかなり悩みましたが、今では「オルカにして正解だった!」と心から思っています。
何よりデザインが可愛く、サイトに置いているだけで気分が上がる。
そんな愛着の湧くクーラーボックスに出会えて本当に良かったです。
機能もデザインも妥協したくない方には、オルカクーラーボックス、ぜひおすすめです!
キャンプスタイルをワンランク上げてくれる相棒になること間違いなしですよ。
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