ワンポールテントとタープをうまく連結できたら、サイト全体がぐっと快適になりますよね。でも「どうやってつなげるの?」「連結アダプターって何?」「強風でも大丈夫?」と、いざやろうとすると意外とハードルが高く感じるもの。
そこで今回は、DODの「トンガリハット」を使った簡単な連結方法をレビュー付きでご紹介!初心者でも設営しやすく、スッキリしたレイアウトが作れるおすすめアイテムです。あわせて、代用品として使える他社アダプターもピックアップしているので、トンガリハットが手に入らないときの選択肢としても参考にしてみてください。
ワンポールテントとタープを連結するメリット

ワンポールテントにタープを連結すると、設営スペースがグッと快適になります。
ソロキャンプはもちろん、ファミリーやグループキャンプでも、連結によってサイト全体をコンパクトかつ使いやすくまとめられるのが大きな魅力です。
日差しや雨をしのげるリビング空間が生まれる
テント前にタープを連結すれば、天候に左右されにくい快適な前室やリビングを確保できます。焚き火や調理、荷物置きにも便利です。
レイアウトをコンパクトにまとめられる
タープを別張りせず、テントと一体化させることで、限られたスペースでも効率的に設営できます。キャンプ場の区画が狭い時にも重宝。
ポールやペグの本数が少なくて済む
テントと共有できるポールやペグが増えるので、設営も撤収も時短に。荷物の軽量化にもつながります。
テントにタープを連結する」と聞くと、小川張りを思い浮かべる方も多いかもしれません。
小川張りはテントの後方にポールを立てて、テントの上にベルトやロープを通してタープを設営する方法です。しかし、ワンポールテントのように高さがあるテントではバランスが取りづらく、やや不向きです。
その点、連結アダプターを使えば、ワンポールテントのセンターポールをそのまま活用できるため、設営もスムーズで見た目もスマート。相性のいい連結方法といえます。
小川張りをタープ延長ベルトで簡単設営!ロープよりおすすめのセッティングテープ!
ワンポールテントとタープを連結する方法は3つ!
ワンポールテントとタープをうまく連結するには、いくつかの方法があります。今回は実用性の高い3パターンを紹介します。状況や持っているギアに合わせて選ぶのがポイントです!
① 連結用アダプター付きのタープを使う

ワンポールテントとタープを連結する方法として、タープの購入前の方はタープに連結アダプターがついた製品を選ぶ方法があります。
などがあります。
テンマクデザインではワンポールテントと連結できるタープの取り扱いがたくさんあります。

テンマクデザインのワンポールテントへの連結アダプターは絞られる使用になっているので連結した際にズレにくいのが特徴です。
詳しい連結方法はコチラ
サーカスTCのタープ連結におすすめ【焚火タープTCコネクトヘキサ】の特徴・張り方・アレンジ
② 市販の連結アダプターを使う

もっとも汎用性が高い方法がこちら。連結専用アダプター(例:DODのトンガリハットなど)を使えば、手持ちのテントとタープを簡単にドッキング可能です。
本記事ではこの方法を中心に紹介していきます。
③ テント側のループやガイドを活用する
番外編としてサーカスTC付属のガイドを使用して連結されている方もいるようです。
サーカスTCのタープ連結におすすめ【焚火タープTCコネクトヘキサ】の特徴・張り方・アレンジ
おすすめの連結アダプター!DODトンガリハットの紹介

タープとワンポールテントをスマートに連結したいなら、DODの「トンガリハット」はとても便利なアイテムです。

専用アダプターといっても構造はシンプルで、難しい知識がなくても使えるのが魅力。DODらしい遊び心のあるネーミングもポイントです。
DODトンガリハットのスペック
サイズ | (約)W25×D25×H15cm |
---|---|
重量(付属品含む) | (約)170g |
材質 | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)、PVC |
セット内容 | 本体×1、ロープ(長)×2、ロープ(短)×1、カラビナ×1 |
カラー展開 | タン・ブラック |
DODトンガリハットのディテール

DODトンガリハットはワンポールテントの頂点に被せる部分とロープが3本接続された構造になっています。

3本のロープのうち1本はタープに接続するため短く、あとの2本は背の高いワンポールテントでも設置できるように長い仕様になっています。

高さ280cmと背の高いサーカスTCのようなワンポールテントでも設置ができる長さとなります。

被せる帽子の部分にはポリコットン生地に強材が挟まれており質感はやや硬めでしっかりとしいます。
大型タープでも使用できる強度の高さを感じます。


タープとの連結には大きなカラビナで接続します。
こちらも強度はしっかりとしているので安心して使用できますよ。
DODトンガリハットでワンポールテントと連結!
ワンポールテントとタープの連結はやや難しく感じるかもしれませんが一度やればコツをつかめます。
今回はサーカスTCにいつかのタープを張ってみましたので参考にしてください!
①テントとタープを配置する

ワンポールテントのポールを立ち上げる手前の手順まで行いテントの上にタープを配置します。
ワンポールテントの真ん中付近にタープの連結したい箇所を配置しましょう。
②トンガリハットを配置してペグダウン

トンガリハットとタープを連結してペグダウンします。

トンガリハット側は約120°に開きペグダウンします。

タープ側はポールを置いてポールとガイロープの角度が45°になるようにペグダウンします。
③ポールをそれぞれ立ち上げる

まずはワンポールテントのポールを立ち上げます。

ワンポールテントの頂点にトンガリハットをセットしてズレないように立ち上げましょう。
立ち上げる際のポイント
ポールを立ち上げる際にロープがピンっと張りすぎているとポールが立ち上がらないので自在金具でロープを緩めた状態で立ち上げてください!

同じようにタープのポールも立ち上げます。
それぞれ自在金具でロープの張り具合を調節します。
タープの背骨がピンっと張るように調整しましょう。
④タープのガイロープをペグダウンして完成

タープのガイロープを張れば完成です。
フラップのないワンポールテントに大きなリビングが出来て快適度グッと上がりますよ!
他メーカーの連結アダプターをピックアップ
DODの「トンガリハット」は、ワンポールテントとタープをスマートに連結できる便利なアイテムです。
とはいえ、「もっと手頃な価格のものが欲しい」「デザインや仕様の違いを比較したい」と感じる方もいるかもしれません。
そこでここでは、他メーカーから販売されている連結アダプターの中から、実用性の高いアイテムをいくつかピックアップしてご紹介します。手持ちのテントやタープに合う選択肢が見つかるヒントになれば嬉しいです。
NOCNEX タープ連結 タープアダプター
DODのトンガリハットと似たデザインのタープアダプター。三層構造の生地でできていて、防水加工もされているので安心の耐久性があります。
Keepjoy タープ連結 タープアダプター トンガリハット
Keepjoyのトンガリハットも、NOCNEXとよく似た構造の連結アダプターです。
本体は三層構造+防水加工が施されており、耐久性や雨への配慮も◎。テントとタープを繋ぐためのカラビナにはロック機構がついているため、風などで外れてしまうリスクも抑えられています。
見た目やサイズ感もDODのトンガリハットに近く、シンプルながら機能性をしっかり押さえたコスパ良好な選択肢です。
GEERTOP タープ連結 トンガリハット アダプター
GEERTOPのトンガリハット型アダプターは、実用性とコスパを重視したシンプルな連結アダプターです。無駄を省いたベーシックなデザインで、ワンポールテントのポール先端にかぶせるだけの簡単設置が魅力。
他ブランドと同様に三層構造・耐候性塗装が施されており、風雨にも対応。
まとめ
ワンポールテントとタープの連結には、DODのトンガリハットをはじめ、さまざまなメーカーから実用的なアダプターが登場しています。
基本的な構造はどれも似ていますが、カラビナのロック機構やデザインの違い、防錆加工の有無など、細かい仕様にはそれぞれ個性があります。
「デザインやブランドで選ぶ」「価格を重視する」「少しでも安定感のあるものが欲しい」など、選び方は人それぞれ。
今回ご紹介したアイテムを比較しながら、自分のテントやキャンプスタイルに合った1つを見つけてみてくださいね。
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